2013年04月07日

破壊の大義名分

土俵に観客が乱入、1万円札を配るというニュース
を聞いて、反射的に数年前に女性客が土俵に乱入してきた
という事件を思い出した。

この事件は一層奇怪で、女性は相撲とはまるで関係の無い芸能人が
”悪霊に取り憑かれている”などと書いた意味不明のビラを手にして
いたなどとされる(この芸能人とは福山雅治らしいのだが)。

例えば海外のサッカーなどでは時折観客がピッチに入って来る
などという事があるが、それがミステリーと関連づけられる事
は無い。日本であってもJリーグのピッチに観客が乱入しても、
そしてそれが先の女性客のように意味不明のビラを手にして
いても薄気味悪い印象は持たれないだろう。

どうやらその対象が(伝統競技)(神聖な場)であるから
我々は少なからず薄気味悪さを持つようだ。けれども一方で、
凄まじいパワーで伝統や神聖は壊されている。概してその
方法は”大義名分”付きでおこなわれる。戦争や災害など
偶然を利用しているのか故意にかはわからないが、上手い
方法を考える連中がいるものだ。
posted by ryuga at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月25日

少年の歌と、光の向こうに行った少女の歌

前回のエントリーを書いた後、
”なぜ少女は美しく幻想的なのに、少年はそうではないのだろう?”
と考えた。

ところがある曲を思い出し、少年も美しいものではないかと
気がついた。山下達郎の『硝子の少年』という曲だ。
言うまでも無くKinKi Kidsのデビュー曲であり、彼らが
あの頃にこれを歌うのを聞いた時は衝撃を受けたものだ。
山下達郎がこれをセルフカバーしていると知ったのは昨年
の事だ。

また山下達郎は『プラスティック・ラブ』という曲も
カバーしている事を、昨年知った。こちらは竹内まりや
の曲で、華やかに振舞いながら無機質な日常をおくる
大人の女の歌だ。
まだ日本がぐんぐん成長していた時代の曲だから今は
いくらか様相が変わったのかもしれないが、少女たち
の光の先にある風景のひとつがこれだ。

昨年、山下達郎のベストアルバムが出たのだが、
買おうかどうか散々迷ったものの見送る事にした。
山下達郎の好きだった曲はある程度持っていると
いうのも理由だったが、初回限定版には『硝子の少年』
が入っているという事だった。もし『プラスティック・ラブ』
も入っていたら、迷わずに買っていただろう。

posted by ryuga at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月24日

光に消えていく少女たち

某日某所で、武井裕之さんという方の写真展を見た。
テーマは「はつ恋」。
十代の少女たちの一瞬をモノクロの印画紙に写しとった
いくつかの風景。写真の中の少女たちはどれも一人で、
ただ光だけが寄り添っていた。

階段の踊り場のような場所に佇む少女。
身体の何か所かから放たれる光の粒。
浅瀬に膝までつかった少女。水面に落ちる輝きは、
彼女が呼びこんだものか。

わたしが一番気に入ったのは、歩いていく姿を後ろから
捉えた写真。少女の前には明るい光があって、彼女の身体
の何割かがその光によって消えようとしていた。

これらの展示に魅かれる理由はこれなのだな、と思った。
少女たちはやがて消えていく。時間という魔術がこの世界
を支配する限り、それは避けられない。少女たちはそして、
現実という生き物が無数に棲む世界で呼吸をする事になる。
それを知りそこにどっぷり使ってしまったわたしたちにとっては、
それは闇にのまれようとする後ろ姿と見るのが正しいのかもしれない。
けれども少女たちは光に向かって進んで行く。輝きと一体になっていく。
歩いて行く先の時間の中にいるはずのわたしが、どうして少女が光に
包まれていくという幻のような写真に魅入ってしまうのか。そんな
どうしようもない理屈を外れた美しさを、きっとわたしは見たかった
のだろう。

武井裕之さんのWebサイト

はつ恋(オンライン上のギャラリー)

ちなみにわたしが最も気に入った作品は壁掛けの展示にはありませんでした(ギャラリーに
あった作品集の中で見たものです。オンライン上のギャラリーにも掲載はありません)。
また違う雰囲気で気に入った写真もオンライン上にはありません。またどこかで見たい
と思っています。
展示にあった作品、無かった作品。どの作品も様々な雰囲気があって、魅力的です。
posted by ryuga at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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