2006年07月19日

ワンカットの絵

松本清張原作『強き蟻』(テレビ東京)のテレビドラマを見た。
遺産相続を巡り主人公である女と対立する実の娘たちが打ち合わせをする薄暗い喫茶店の壁には、少女が目を閉じたたずむ一枚の絵がかけられ、シーンの切り替わりにアップとなる。
昔山上たつひこの絶望的日本の近未来を描いた漫画『光る風』の後書きで、この手法について触れられている事があった。この作品の中にも同じ手法が取り入れられていたのだ。

テレビではほんの数秒のカット、漫画ではわずか一コマに過ぎない。けれどもこれが不思議な余韻を与える。これはもちろん私だけが受ける感覚ではないはずだ。人の心は、なんとも不思議な手法に操られることがある。
posted by ryuga at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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